
※タコは何がすごいのか?
知能が高い。そして変身できるというところ。
タコは無脊椎動物の中ではずば抜けて知能が高いことで知られています。神経系が非常に発達しており、神経細胞の数は約5億個!といわれてます。
と言われてもなんだかピンときませんが、犬と同じくらいというからそれくらいの賢こさということでしょう。ちなみに人間の神経細胞は約1000憶個。
タコといえば・・エイリアン、海の賢者、変身の達人などと言われてますが・・。
とにかくタコは擬態する、そのカムフラージュ能力がすごいのです。
色、形、質感を変え瞬時に変身できるのです。
まさにエイリアンのようです。
タコの生態は理解されはじめたばかりです。
300種類くらいあるタコ、鋭いくちばしで魚やカニを砕いて食べます。
そして自分の意思で変幻自在に姿かたちを変えることができるという特徴。
危機になると周囲の景色に溶け込むのが上手。
海底にはサンゴ礁やらゴツゴツした岩やらいっぱいありますが、それにペタっとくっつき一瞬で同化してしまう。
そして、必死だせばタコは時速40キロくらいで泳げます。
たくさんの酸素を筋肉に送る必要のため、心臓が3つもあります。
だけど大きなサメに見つかると、泳いで逃げ切るのはなかなか困難なようです。
そんな時はとっとと変身して姿をくらまし作戦発動です。
タコの腕は皮膚の筋肉と直接つながっていて、その筋肉は約200万個あり、色素胞を囲んでいます。色素胞を収縮や膨張させることで、模様や体色を無限に作り出すことが可能になっています。
これをわずか0.2秒でやってしまうのです。
※タコが変身する理由は?
変身することはエサを取る技術であり、敵から身を守る戦術だからです。
変身する前にうっかり天敵に見つかってしまうこともあるでしょう。
タコは敵から攻撃されると敵に対して墨を吐きます。敵から身を守るためです。
目くらましの術!
その間に逃げ切ろうという戦法です。
タコの墨汁には天敵を麻痺させる特殊な成分が含まれています。
天敵を気にかけながらも自分の食事を探さなければなりません。
油断すると大変です。夢中でカニを捕まえてるところに、大きなサメが上からビューンと来てパクっとやられたりすることにもなってしまうのです。
※タコは実は色盲なんです!なのに周囲の色とマッチして溶け込んで変身できるのはなぜ?
それは、目で見ていないのです。
驚きです。
皮膚で色を見ていると言えます。
周りに敵がいないかは目で見ているのでしょうが、変身するために目を使わないのです。
色を変えるために色を見る必要がないというわけです。
すごいなこれ。
皮膚で光を感じて変身できるのです。
そんな変身を1日に数百回くらい海の底でやってます。
1時間だと百数十回くらいは変身いけるようです。
色だけではなく質感も変えることができます。
身体の表面がトゲトゲになったりと。
これもすごいのは触れずに擬態できるというところでしょう。
触らず皮膚で形状を見るだけで質感も模倣してしまう。
1秒かからず変身です。
例えばミミックオクトパスというタコさん。
擬態の種類の多さでは群を抜いています。
ぺったんこのヒラメの姿になったり、足を海蛇の姿に変えてユラユラさせたりしてます。
ミミックとは真似るとかの英単語。
生物学でいうところの擬態です。
モノマネ師です。
相手からどう見られているかを考えているようです。
頭隠して尻隠さず、隠れてるつもりで全然バレバレや~んって思う動物が沢山いますけど、これは相手から自分がどう見られているかまで考えが及んでいないからでしょう。
そのへんはタコとの違い。
タコは敵から逃げる、ご飯を食べる、それらにおいての思考レベルが高いようです。
そして、骨のないその体の仕組みも特殊です。
タコの腕には約200個の吸盤がついている。
そしてそれぞれに感覚があります。
骨がないから自由自在クネクネです。
指と鼻と舌が合体したような腕といえます。
※タコはどうやって交尾するのか?
まず、お互いを確認するのにまず吸盤と吸盤で触れ合うところから。
メスがオスの求愛に応じるかは擬態能力で見定められるのです。
だからオスは体の色を変えながらスローダンスでメスの気を引きます。
メスがOKだせば、カップル成立です。
オスのタコとメスのタコがとなりに並んで座り、オスから1本の腕がメスへと伸びる。
これはオスだけにある特殊な交接腕です。
白い精莢(精子の入ったカプセル)が腕の溝を伝ってメスへと渡されます。
隣りのメスにオスが1本だけ腕を伸ばしてるという感じです。
激しい絡み合いというパターンばかりじゃないこんな静かなパターンも。
メスのタコが一生に産卵するのは1回だけです。
種類によっても違いはありますが、タコの寿命はだいたい1~2年、長くても5年くらいです。だいたいのタコは生殖活動後まもなく寿命を迎えることになります。
※イカ墨料理はあるのにタコ墨料理がないのはなぜか?
タコ墨は取り出すのが難しい・・。取れたとしても一匹から取れる量はごくわずかだからというのが理由です。使い勝手があまり効率よくない。逆に希少だからタコ墨料理つくったら価値があるのでは?なんて思ってしまうところですが。
タコ墨にはアスパラギン酸やグルタミン酸などの旨味成分が豊富に含まれてるので、人間が食べてもいいのでしょうが、私もタコ墨食べたことありません。
タコの栄養は?
タコは西洋ではデビルフィッシュといわれています。
悪魔の魚ですね。
だからタコを食べない国も多いです。
エイリアンのようなタコの見た目からして、これは食べるモノじゃないという感覚の人多いようです。
日本人はけっこうタコ食べます。
タコのお寿司、たこ焼き、たこなんちゃら、いっぱいあるタコ料理。
脂質が少なくヘルシーで、良質なたんぱく質が含まれています。
疲労回復効果があるタウリンが豊富。
そしてタウリンには肝機能を高めて動脈硬化や心疾患の予防の効果が期待できます。
プリン体も多いようなので、食べ過ぎは注意ですね。
まだまだ未解明、謎めいたところも多いタコ。
タコは自然界で唯一、自衛と捕食と繁栄のために体を変化させることができる動物です。
不思議だなタコ・・。
遥か昔、火星からやって来たのかな・・・。


